○三郷町政治倫理条例

平成8年4月1日

条例第1号

(目的)

第1条 この条例は、町政が町民の厳粛な信託によるものであることを認識し、その担い手たる町議会議員(以下「議員」という。)及び町長が、その負託に応えるための政治倫理に関する規律の基本となる事項を定めることにより、政治倫理の確立と向上に努め、もつて、清潔で公正かつ民主的な町政の発展に寄与することを目的とする。

(議員及び町長の責務)

第2条 議員及び町長は、町民全体の代表者として町政にかかわる権能と責務を深く自覚し、地方自治の本旨に従つて、その使命の達成に努めなければならない。

(政治倫理基準)

第3条 議員及び町長は、次に掲げる政治倫理基準を遵守しなければならない。

(1) 町民全体の代表者としてその品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関し不正の疑惑をもたれる恐れのある行為をしないこと。

(2) 常に町民全体の利益のみをその指針として行動するものとし、その地位を利用していかなる金品も授受しないこと。

(3) 町が行う許認可、請負契約及びその他の契約に関し、特定の企業及び団体等のために有利な取計らいをしないこと。

(4) 政治活動に関し企業、団体等から寄附等を受けないものとし、その後援団体についても政治的又は道義的批判を受ける恐れのある寄附等を受けないこと。

2 議員及び町長は、政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれたときは、自ら潔い態度をもつて疑惑の解明にあたるとともに、その責任を明らかにするよう努めなければならない。

(政治倫理審査会の設置)

第4条 この条例による政治倫理の確立を図るため、地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に基づき、三郷町政治倫理審査会(以下「審査会」という。)を置く。

2 審査会の委員は7人以内とし、政治倫理の審査等に関して専門的知識を有する者及び地方自治法第18条に定める選挙権を有する町民(以下「有権者」という。)のうちから、町長が委嘱する。

3 審査会の委員の任期は、2年とする。ただし、委員が欠けた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

4 審査会は、次に掲げる職務を行う。

(1) 第5条第3項の規定による、町長から審査を求められた事項について、審査を行い、その結果を書面により町長に報告すること。

(2) この条例による政治倫理の確立を図るため、町長から諮問を受けた事項について、町長に対して必要な答申又は勧告をすること。

(3) 必要に応じ政治倫理について、町長に建議すること。

5 審査会は、前項第1号の審査を行うため、関係者から事情の聴取及び資料の提出を求める等、必要な調査を行うことができる。

6 審査会の会議は、公開とする。ただし、やむを得ず非公開とするときは、委員の定数の3分の2以上の同意を必要とする。

7 審査会の委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後もまた、同様とする。

(調査請求権)

第5条 議員又は町長が第3条に規定する政治倫理基準に違反する疑いがあると認められるときは、有権者はその総数の200分の1以上の連署をもつてその代表者から、当該政治倫理基準に違反する疑いのあることを証明する書面を添えて、議員にかかるものについては議長に、町長にかかるものについては町長に、調査の請求をすることができる。

2 議長は、前項の規定により議員に対する調査の請求を受けたときは、その書面の写しを町長に送付するものとする。

3 町長は、前項の規定により送付を受けたとき又は第1項の規定により自らに対する調査の請求を受けたときは、調査を請求された日から起算して7日以内に審査会に提出し、審査を求めなければならない。

4 議長又は町長は、審査会から審査結果の報告を受けたときは、7日以内にその審査結果を請求者に文書で回答するとともに、これを公表しなければならない。

(贈収賄罪等宣告後における釈明)

第6条 議員又は町長が、刑法(明治40年法律第45号)第197条から第197条の4まで及び第198条(議員又は町長の地位又は職務と無関係な贈賄罪を除く。)に定める罪により有罪の宣告を受け、なお引き続きその職にとどまろうとするときは、議員については議長が、町長については町長が町民に対する説明会を開かなければならない。この場合において、当該議員又は町長は、説明会に出席し釈明するものとする。

2 前項の説明会において、町民は、当該議員又は町長に質問することができる。

3 前2項に定める説明会の開催及び運営についての手続きは、議会又は町長においてあらかじめこれを定めるものとする。

(贈収賄罪等確定後の措置)

第7条 議員又は町長が前条の有罪の宣告を受け、その刑が確定したときは、公職選挙法(昭和25年法律第100号)第11条第1項の規定により失職する場合を除き、議会又は町長は、その名誉と品位を守り、町民の信頼を回復するために必要な措置をとるものとする。

(規則への委任)

第8条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。

付 則

(施行期日)

1 この条例は、公布の日から施行する。

(三郷町政治倫理条例策定委員会条例の廃止)

2 三郷町政治倫理条例策定委員会条例(平成7年9月三郷町条例第25号)は、廃止する。

(特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正)

3 特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例(昭和31年9月三郷村条例第4号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

三郷町政治倫理条例

平成8年4月1日 条例第1号

(平成8年4月1日施行)