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健康三郷21・食育推進計画・自殺対策計画の中間見直し計画を策定しました

ページID:0001789 更新日:2019年6月6日更新 印刷ページ表示

計画策定の経緯

日本は、世界有数の長寿国となっている一方で、生活習慣病による壮年期の死亡や寝たきり、認知症の増加などの問題があります。

これまで、三郷町では、「すべての町民が健やかで心豊かに生活でき、支え、支えられる地域づくり」を目指して、平成14年度に「健康三郷21計画」を策定し、平成25年度には「健康三郷21(第2次)・三郷町食育推進計画」の取り組みを開始しました。平成30年度は、計画の中間年であり、国や県の動向を踏まえ、目標達成状況や今後の目標値や取り組みの方向を見直すとともに、自殺対策計画の内容も盛り込み、中間見直し計画を策定しました。

計画の全文はこちらからご覧いただけます。

概要は以下のとおりです。

基本理念と方針

基本理念
すべての住民が心豊かに安心して生活ができ、支え・支えられる地域をめざして

基本方針

  1. 生涯を通じた健康づくりと生活習慣病予防の推進
  2. 健康づくり支援のための環境づくり
  3. 「食」をキーワードに、心身の健康を育む食育の推進
  4. かけがえのない命を大切にできる自殺のない地域づくり

計画の目的

  1. 健康寿命(寝たきりや認知症で介護を必要とする状態にならず、自立した生活ができる期間)を伸ばす
  2. 早世(特に生活習慣病による65歳未満の死亡)の減少
  3. ライフスタイルに応じた「生活の質」の向上
  4. 健全な食生活の実践を通じた心と身体の健康づくり
  5. 「かけがえのない命」の大切さを一人ひとりが理解し、お互いが支え合える地域づくり

分野別の取り組み~7つの領域~

上記の目的を達成するために、基本理念に沿って、7つの領域(「栄養・食育推進」「運動」「生活習慣病」「がん」「たばこ」「歯の健康」「こころ」)における取り組み目標や対策をそれぞれたてています。

栄養・食育推進(三郷町食育推進計画)
規則正しい食事の摂取と栄養バランスの整った食習慣を楽しい食事をしながら身につけ、生涯にわたり健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことができる食育活動を推進します。

一人ひとりの取り組み
  • 3食きちんと食べます。
  • 肥満ややせ、低栄養にならないよう、バランスのとれた食生活を送ります。
  • 夕食後の間食は控えます。
  • 生産から食卓に至る食べ物の循環や、生涯にわたる食の営みについて関心を広げ、健全な食生活を送ります。
家庭・地域等の取り組み
  • 家族や友人と楽しみながら食事します。
  • 「いただきます」「ごちそうさま」といった感謝の気持ちを育みます。
  • 食の大切さ、適切な食品の選び方、調理などを進んで経験し、学びます。
行政の取り組み
  • 広報、ホームページなどで食の大切さや望ましい食習慣についての情報を提供します。
  • 食育を推進します。
  • 健診結果説明会、健康相談等において、個別の健康教育を行います。
  • 減塩や脂質異常症等のテーマで、集団の栄養講座を行ないます。
  • 乳幼児健診や人権フェスタ等で栄養士による食育に関するわかりやすい啓発資料を作成し、提示、説明を実施します。

運動
一人ひとりのライフスタイルや身体の状態に応じて、身近な地域で無理なく運動ができるよう、体力の維持・向上を目的とした活動に継続的に取り組み、運動習慣を身につけることができる環境づくりを推進します。

一人ひとりの取り組み
  • 日常生活で意識的に体を動かします。
  • 少しの距離は歩いて移動するなど、できることから運動を始めます。
  • 自分にあった運動を、無理のないペースで実施し、運動習慣を身につけます。
家庭・地域等の取り組み
  • 親子で身体を動かして遊びます。
  • 地域で、様々な世代の住民が運動等を通して交流できる機会に積極的に参加します。
  • 身体の状態にあった介護予防教室に積極的に参加します。
行政の取り組み
  • 広報やホームページに、職場や家庭で簡単にできる運動、体操等を広めます。
  • ウォーキングマップ・ウォーキング記録表を活用し、より楽しく継続できるよう促します。
  • 運動に関する正しい知識が得られる学習の場の提供やイベント等の開催をします。
  • 健診結果説明会や特定保健指導、老人会等で、ライフステージに合わせた効果的な運動実施について情報提供します。

生活習慣病
一人ひとりが日ごろの生活を見直し生活習慣の改善を図ることができるよう、生活習慣病予防に関する情報の提供や健康診査等の受診を勧奨するとともに、地域との連携による住民の健康管理への支援と環境整備に努めます。

一人ひとりの取り組み
  • かかりつけ医を持ち、健康管理に気をつけます。
  • 健康診査やがん検診を定期的に受診します。
  • 生活習慣病について正しい知識を持ち、日ごろの生活を見直します。
家庭・地域等の取り組み
  • 町が実施する健康づくり等の教室に積極的に参加します。
  • 健(検)診をみんなで受診する地域づくりに取り組みます。
行政の取り組み
  • 健康診査、各種がん検診等の必要性に関する知識を普及・啓発します。
  • 要精密検査者に対する早期の受診勧奨に取り組みます。
  • 健康づくりに関する相談支援体制を広報、ホームページ等で周知します。
  • 生活習慣病予防に関する健康教育・講座を実施します。
  • 健診、保健指導の受けやすい体制を整備します。

がん
がん検診を受診することの重要性について一層の啓発をし、未受診者に対する受診勧奨や受診しやすい体制の充実など、がん予防、がんの早期発見・早期治療に向けた取り組みを推進します。

一人ひとりの取り組み
  • がん検診を定期的に受けて生活習慣を見直します。
  • 検診で、異常が発見されたら、精密検査を受診します。
  • 気軽に相談をしたり診療が受けられる、かかりつけ医を持ちます。
  • お酒を控えたり、禁煙に取り組みます。
家庭・地域等の取り組み
  • がんと喫煙との因果関係や過剰飲酒の害を知っている人を増やします。
  • 検診をみんなで受診する地域づくりに取り組みます。
行政の取り組み
  • 各種がん検診等の必要性に関する知識を普及・啓発します。
  • 要精密検査者に対する早期の受診勧奨に取り組みます。

たばこ
喫煙が及ぼす健康への悪影響を軽減し、また、受動喫煙による非喫煙者への影響をなくすために、たばこがもたらす害について就学前の子どもの頃から啓発するとともに妊娠前や妊娠中の喫煙が胎児に与える影響に関する知識の普及・啓発を推進します。さらに、禁煙相談、未成年の喫煙予防教育や受動喫煙防止対策に取り組みます。

一人ひとりの取り組み
  • 喫煙が心身に及ぼす害について正しい知識を持ちます。
  • 妊産婦とその家族、未成年者はたばこを絶対に吸いません。
  • あきらめずに、何度でも禁煙にチャレンジします。
  • たばこを吸う人は、自身の喫煙が周囲の人の健康に与える害を理解します。
家庭・地域等の取り組み
  • 受動喫煙の機会をなくします。
  • 家庭での禁煙・分煙の徹底をします。
  • 地域の人が集まる場所は禁煙・分煙にします。
行政の取り組み
  • 禁煙方法や禁煙の必要性、喫煙が健康に与える影響などに関する正しい知識を普及・啓発します。
  • 妊娠中の禁煙、出産後の再喫煙の防止を支援します。
  • 受動喫煙防止対策を強化します。
  • 未成年者の喫煙予防教育を推進します。
  • 教育施設や保健医療施設等での敷地内禁煙を実施します。

歯科
生涯を通じた歯周疾患の予防や口腔機能の維持など、口腔ケアに関する知識の普及・啓発や歯科健康診査等の取り組みを推進します。

一人ひとりの取り組み
  • かかりつけ歯科医を持ち、定期健(検)診を受けます。
  • 食べ物をよく噛んで食べる習慣をつけます。
  • むし歯や歯周病予防の正しい知識を持ち、効果的な歯磨きをします。
家庭・地域等の取り組み
  • かかりつけ歯科医を持ちます。
行政の取り組み
  • 歯科健(検)診を啓発・勧奨します。
  • 歯科口腔保健に関する知識を啓発します。
  • 歯周病とたばこの関係について啓発します。
  • 妊娠期から歯の健康づくりを啓発し、歯科口腔保健に対する意識を高め、子どもの歯の健康を守ることにつなげます。

こころ(三郷町自殺対策計画)
自殺の多くは個人の自由な意思や選択の結果ではなく、様々な悩みにより心理的に「追い込まれた末の死」であるということを認識する必要があります。自殺の背景には、その人の心理的な悩みだけでなく、様々な原因(経済・生活問題、健康問題、人間関係の問題、家庭・職場・学校・地域の問題など)が複雑に関係しています。誰も自殺に追い込まれずに安心して暮らせる社会の実現をめざし、各世代のライフステージに応じてこころの健康づくりを支援します。また、自殺対策の本質が生きることの支援であることを改めて確認し、「いのち支える自殺対策」という理念を全面に打ち出して、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目指します。

一人ひとりの取り組み
  • かけがえのない命の大切さを考えます。
  • ひとりで悩まずに、家族や友達に相談します。
  • 自分なりのストレス解消法を見つけ、実行します。
家庭・地域等の取り組み
  • 家族や身近な人のこころの変化に気づき、声をかけます。
  • 社会参加を通じて、地域とのつながりを持ちます。
行政の取り組み
  • 気軽に相談できる体制を整備します。
  • 健康相談やフレイル健診を通じて、高齢者の閉じこもりや抑うつ状態を早期発見します。
  • 妊娠期からの切れ目のないサポート体制を強化し、産後うつの発症を未然に防ぐ施策を継続的に実施します。
  • 新生児訪問を全戸に実施し、産後うつの予防や早期発見に努め、支援を実施します。

計画の推進

計画の周知
本計画を広報誌やホームページ、健康教育等の各種事業など様々な機会を通じ周知を図ります。

庁内の推進体制
本計画は、本町の他の部門別計画などとの整合性を図るとともに、保健部門と福祉部門等の庁内関係機関との連携を深め、計画の総合的な推進を図ります。

関係機関などの連携・推進体制の強化
医師会・歯科医師会・栄養士会をはじめ、健康づくりに関係する機関やボランティア・社会福祉協議会などの関係団体と住民との協働を進め、各種事業の推進を図ります。

進行管理、評価
計画に即した施策の展開が円滑に行われるよう、「三郷町健康づくり推進協議会」において意見を聴き、長寿健康課とこども健康課が連携して計画の進行管理を行っていきます。

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