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高齢者の感染症予防について
「感染症」とは細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入し、増えることによって体に異常(症状)が生じる状態のことです。主に咳、痰、発熱などの風邪とよく似た症状がみられます。年齢とともに体の抵抗力が低下すると、回復までに時間がかかることがあります。
また、細菌やウイルスなどが肺に入り込んで炎症が起こると「肺炎」を引き起こすことがあります。「肺炎」は日本の死亡原因の第5位(出典:令和7年 厚生労働省「人口動態統計」)であり、「肺炎」で亡くなる方の大半が65歳以上の高齢者です。重症化して入院や長期の安静が必要になる中で心身の衰え(フレイル)が進み、介護が必要な生活となることもあります。そのため、高齢者は特に注意が必要です。
感染症を予防するには
これからも健康に暮らしていくために、日頃から感染症を予防する習慣を身につけましょう。
感染を防ぐ生活習慣
感染症の原因となる細菌やウイルスが、体に入り込まないように気を付けましょう。
- 帰宅時や食事の前など、こまめに石鹸でしっかりと手を洗いましょう
- 流行シーズンは人混みや繁華街への外出を控え、外出する際はマスクを着用しましょう
- 定期的に換気を行い、乾燥しやすい時期は湿度を保ち、水分をこまめに補給しましょう
- 禁煙を心がけましょう
免疫力を高める習慣
外から侵入してきた細菌やウイルスを退治するために、体の免疫力を高めることが大切です。
- 持病のある人は、日頃の治療や定期的な受診を続けましょう
- 朝・昼・晩に主食・主菜・副菜をそろえた食事をしっかりとりましょう
- ウォーキングなどで適度にからだを動かし、睡眠の質を高め、ぐっすり眠りましょう
- 予防接種を受けましょう
感染症には、予防接種で免疫をつけられるものがあります。予防接種を受けて、感染や重症化を予防をしましょう。予防接種の種類によっては、接種費用を助成しているものもあります。詳細は下記の各項目をご確認ください。
肺炎球菌感染症
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌に感染することで起こる感染症のことです。この菌は主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染し、肺炎や敗血症、髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。
肺炎球菌性肺炎は、成人肺炎の原因菌として最も多いとされています。予防には予防接種が有効ですが、肺炎球菌による全ての肺炎が防げるわけではありません。日頃から基本的な感染対策を行いましょう。
※高齢者肺炎球菌予防接種の助成についてはこちらのページをご覧ください。
インフルエンザ
インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで発症します。感染者のくしゃみや咳、唾液などを通じて飛沫感染したり、感染者がくしゃみや咳を押さえた手や、触れたものを介して接触感染したりします。
高齢者や持病のある方などは、肺炎や気管支炎をはじめとした合併症を併発する可能性が高くなります。発症した際の重症化を防ぐために、予防接種が有効です。
※高齢者インフルエンザ予防接種の助成についてはこちらのページをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルスに感染することで引き起こされます。
感染者のくしゃみや咳、唾液などを通じて飛沫感染したり、感染者がくしゃみや咳を押さえた手や触れたものを介して接触感染したりします。発症早期では風邪やインフルエンザに似た症状や、嗅覚異常、味覚異常、下痢などが現れることがあります。高齢者や持病のある方は、重症化する可能性が高くなります。予防には予防接種が有効ですが、あくまで重症化予防を目的としているため、日頃からの感染対策が大切になります。
※高齢者新型コロナウイルスワクチン接種の助成についてはこちらのページをご覧ください。
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することで引き起こされる感染症です。
初めは発熱や鼻水などの症状が数日続きます。多くは軽症で自然軽快しますが、重症化すると喘鳴や呼吸困難、肺炎などに進展します。
成人の場合、慢性呼吸器疾患などの基礎疾患をお持ちの方は特に注意が必要です。
高齢者のRSウイルス感染症の予防接種は任意接種となり、全額自己負担です。接種を検討の際はかかりつけの医療機関へご相談ください。




