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持聖院 薬師如来坐像
元来は三郷町勢野東6丁目にあった惣持寺の本尊が、塔頭であった持聖院に伝わったとされ、現在は持聖院の本尊となっている。欅の一木割矧ぎ造りで、平安時代後期から鎌倉時代前期の作とみられる。像高は102.7cmで、左手に薬壺、右手は施無畏印、美しい面相と共に体部の豊満な肉付や流麗な衣紋の線に特徴がある。2度の補修歴が確認できるが、右大腿部の三角材に「惣持寺御薬師如来 慶安二(1649)年六月八日」の墨書銘を残す。
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